診療ガイドライン作成への患者・市民の参加状況

2017年に発表された論文です。

2011年のInstitute of Medicine (IOM)の”CPG we can trust”では患者・市民がガイドラインパネルに参加すること、CPGのドラフトに対して患者・市民からのインプットを求めることを推奨している。しかし、実際にはそれが十分には行われていない。患者市民の参加は、次のような点で必要である:
1.ガイドラインの優先すべき事項を決めること。
2.新しいトピックを紹介すること。
3.重要な対象者とアウトカムを同定すること。
4.知見が意味があるかについて情報を与えること。
5.ケアに対する全人的アプローチを促進すること。
6.推奨が患者の価値観とどのように関係するかを評価すること。
7.わかりやすい表現を用いたバージョンを作成することを求めること。

Armstrong MJ, Bloom JA: Patient involvement in guidelines is poor five years after institute of medicine standards: review of guideline methodologies. Res Involv Engagem 2017;3:19. PMID: 29062544

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