文章からPowerPointのスライドを作成してくれるGammaというAIサイト (https://gamma.app/ja)もかなりすごいです。たとえば、”Important points of literature search for systematic reviews.”と書き込むだけで、”システマティックレビューにおける文献検索の重要性”というタイトルで8枚のスライドを作ってくれました。タイトルを「システマティックレビューにおける文献検索のキーポイント」に書き換えたり、その他一部修正しましたが、自分で図を描くことを考えると非常に効率的です。
Googleドライブに置いた画像ファイル、つまり、文章の印刷物のスキャン画像、あるいは画面キャプチャ―した文章の画像のファイルを右クリックして、アプリで開く→Googleドキュメントを選択して開くとOCR機能が作動して、テキストに変換してくれるそうです。画像ファイルはJPEG、PENGいずれも大丈夫のようです。OCRはOptical Character RecognitionまたはReaderのことです。
ここで、History and Search Detailsの下にある、Details下の>をクリックするとSearch Detailsが表示されます。
図2.PubMedで検索後Advancedのリンクをクリックすると、Advanced Searchのページが開かれHisory and Search Detailsに検索式が表示されている。
例えば、(bias OR biases) AND (confounding OR confounder OR confounders) AND (definition OR definitions) AND review[pt] AND (english[la] OR japanese[la])という検索式で検索をすると、今日の時点では、231件が引き出されます。この検索式のSearch Detailsは図3のとおりです。元の検索式とはかなり異なっていることがわかります。すなわち、通常のPubMed検索では、Automatic Term Mapping (ATM)が作動して、入力した検索式そのままではなく、シソーラスからMeSH語句の参照も行われ、漏れが少ないより広範な検索が行われるようになっています。この点では、Legacy PubMedと同じです
さて、pmSearchではHow many?でE-utilitiesを使った場合に引き出される文献数をあらかじめ確認できます。また、Search in PubMedでPubMedが開かれ、PubMedの通常の検索が行われます。この2つの文献数が異なる場合、普通は前者の方が少なくなりますが、ATMの作動した結果と同じ結果が欲しい時は、次のような方法で対処できます。Search in PubMedで検索して、Advancedをクリックして、Advanced Searchのページを開き、Detailsの検索式をコピーして、Search queryのフィールド(下から2番目のフィールド)に貼り付けて、One Action Retrievalをクリックして検索結果を得るという方法を使うことができます。こうすることで、ほぼ同じ検索結果が得られます。そして、Recordをクリックして、文献リストの表を表示して、以後の作業を進めることができます。ほぼというのは、まったく同じ結果が得られない場合もありうるという意味です。