“…well-informed preference-based patient decisions might lead to safer, more cost-effective healthcare, which in turn might result in reduced utilization rates and improved health outcomes.” 「十分に情報を与えられたpreference選好に基づく患者の決断(意思決定)はより安全で、より費用効果のある医療へ通じるかもしれず、それはさらに利用率の低下と健康アウトカムの改善をもたらすかもしれない」
Elwyn Gらは2016年にShared Decision Making in Health Care: Achieving Evidence-based Patient Choiceという書籍を出版していることは、「Medical Decision Making書籍」の投稿で紹介しました。
数字を意味あるものにしましょう: 多くの人々が数字の意味付けに困難を感じます。患者さんへのあなたの数字の提示の仕方が意味づけすることを手助けすることができます。 1.数字を限定する。 数字とそれらの意味を議論する時は、同時には2-3個のコンセプトに集中し、キーになる情報をハイライトしましょう。リスクとベネフィットの統計値、血糖値、用量の指示のように、正確さが必要な場合は、数字を使いましょう。 2.日常語を使う。 たとえば、”49パーセント”と言うのであれば”約半分”と言いましょう。 3.数学をする。 あなたの患者さんのために計算を実行しましょう。たとえば、患者さんに1年間のリスク率から計算することを期待するより、10年の期間でのリスクがいくつかを伝えましょう。 4.親しみのあるオブジェクトへのアナロジーと対比を用いる。 たとえば、”胆石は砂粒の様に小さいものから、ゴルフボールほどの大きさのものまであります。あなたの胆石はおよそ0.5センチメートルの大きさで、大体グリーンピースくらいの大きさです。 5.図を見せる。 たとえば、患者さんの痛みのレベルについてコミュニケートするため、Wong-Baker FACES pain scaleを用いる。 6.ティーチバックテクニックを用いる。 Using the Teach-Back Technique: A Reference Guide for Health Care Providers (Tool 6)を参照のこと。今提示した数値について患者さん自身の言葉で説明するよう頼みましょう。これによりあなたの患者さんが理解していることを確認できます。数字を含む説明用の図(グラフ、チャート、表)を使った場合は、理解をチェックすべきです。