システマティックレビューに関するクイズ
問題 1
次の内、正しいものはどれか?
1. バイアスは研究結果に系統的な偏りをもたらさない。
2. バイアスは大きく3種類に分類される。
3. システマティックレビューにおいて、エビデンス総体の確実性を評価する際にバイアスリスクは考慮されない。
4. バイアスリスク評価ツールは、バイアス調整後の真の値を推定するために用いられる。
5. ランダム化比較試験のバイアスリスク評価は、2019年8月以前から変更されていない。
問題 2
次の内、誤りはどれか?
1. システマティックレビューでは、エビデンス総体の確実性評価にバイアスリスクが含まれる。
2. ランダム化比較試験のエビデンス確実性評価において、非直接性は考慮すべきドメインの一つである。
3. 観察研究の場合、エビデンスの確実性はCからスタートする。
4. ランダム化比較試験におけるエビデンスの確実性評価は、不精確性を考慮しない。
5. エビデンスの確実性はA,B,C,Dの4グレードで評価される。
問題 3
次の内、正しいものはどれか?
1. Cochrane Risk of Bias Tool ver.2.0は、バイアス調整後の真の値を推定するツールである。
2. バイアスリスクは、常に高、中、低の3段階で評価される。
3. 選択バイアスはバイアスの種類に含まれない。
4. Cochrane Risk of Bias Tool ver.2.0は、バイアスの原因となる事象が起きた可能性をリスクとして評価する。
5. 情報バイアスは研究結果に影響を及ぼさない。
問題 4
次の内、正しいものはどれか?
1. ランダム化比較試験において、エビデンスの確実性評価は常にAから開始される。
2. 交絡バイアスはバイアスの種類の一つである。
3. システマティックレビューのバイアスリスク評価は、単一の研究の結果に焦点を当てる。
4. 出版バイアスは、システマティックレビューにおけるエビデンスの確実性評価とは無関係である。
5. エビデンス総体の確実性評価には、バイアスリスク以外に考慮されるドメインはない。
問題 5
次の内、誤りはどれか?
1. ランダム化比較試験のバイアスリスク評価法は、2019年8月に変更された。
2. バイアスリスクは、高、不明、低の3分類で評価される場合がある。
3. 観察研究では、ランダム化比較試験の5つのドメインに加えて、さらに3つのドメインを評価する。
4. 「システマティックレビュー」は「系統的レビュー」という表現を用いる。
5. 研究のバイアスは、結果の系統的な偏りを引き起こす。
問題 6
次の内、正しいものはどれか?
1. 観察研究のエビデンス確実性評価では、量反応関係は考慮されない。
2. ランダム化比較試験では、エビデンスの確実性評価に常に「大きな効果」のドメインが含まれる。
3. エビデンスの確実性評価は、非一貫性とは関連がない。
4. 観察研究のエビデンス確実性評価には、効果減弱交絡因子が含まれる。
5. ランダム化比較試験におけるバイアスリスク評価は、コクランのツールを使用しない。
問題 7
次の内、誤りはどれか?
1. バイアスは、研究結果における真の値からの系統的な逸脱である。
2. Cochrane Risk of Bias Tool ver.2.0では、バイアスリスクはバイアスの原因が起きた可能性として評価される。
3. ランダム化比較試験のバイアスリスク評価のドメインと項目は変更されることがある。
4. システマティックレビューは、複数の研究結果を統合する研究デザインである。
5. 情報バイアスは、データの測定や収集における系統的な誤りとは異なる。
問題 8
次の内、正しいものはどれか?
1. エビデンスの確実性が最も低いのはDグレードである。
2. ランダム化比較試験のバイアスリスク評価において、非直接性は考慮すべきドメインではない。
3. 観察研究のエビデンスの確実性は、常にAグレードから始まる。
4. 出版バイアスは、システマティックレビューにおけるエビデンスの確実性評価には無関係である。
5. Cochrane Risk of Bias Tool ver.2.0は、真の値の推定に特化している。
問題 9
次の内、誤りはどれか?
1. システマティックレビューにおけるバイアスリスク評価は、エビデンス総体の確実性評価の一部である。
2. 観察研究のエビデンス確実性評価で「大きな効果」が考慮される場合がある。
3. バイアスリスクの評価は、高、中、低の3段階で表現されることがある。
4. ランダム化比較試験のバイアスリスク評価では、常に5つのドメインが評価される。
5. Cochrane Risk of Bias Tool ver.2.0は、特定の事象がバイアスの原因となる可能性を評価しない。
問題 10
次の内、正しいものはどれか?
1. ランダム化比較試験と観察研究のエビデンス確実性評価のドメインは全く同じである。
2. システマティックレビューは、個別の研究の質の評価よりも、エビデンスの総体の確実性を評価する。
3. エビデンスの確実性評価における「不精確性」は、統計的な偶然性を意味しない。
4. バイアスリスク評価は、過去に発表された研究にのみ適用される。
5. コクランがRisk of bias tool version 2.0へ移行したのは、ランダム化比較試験のバイアスリスク評価法を変更する意図はない。
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